結局は地主最強

今住んでいる家は、昔地主だった人の敷地内にある、空き家の家。恐らく昔敷地内同居していたようです。敷地は駅前にも関わらず家4軒くらい建ちそうな広さで、井戸水があり、使いたい放題です。

 

駅周辺にも関わらず近所の家もみんな大きくて、夏なので窓をあけて談笑しても何も聞こえてきません。とても、くつろげて安心できる家です。

住む前は古い割には家賃は一般的だし、どうかなぁと全く気が進まなかったのですが、快適です。

 

なにしろ、周りの住民に対するバリアがすごいのです。周辺住民への暗黙の了解バリアというものは、親世代から住んでいた程度のものでは得難いもので、4代前(昭和初期)から住んでいてようやく得られるのではないかと思っています。その世代の爺さん婆さんが若かった頃から、周囲と喧嘩せず、お互い様で上手にやっていてこそ、得られるのですよ…。

 

結局、新参者が田舎暮らしで失敗したりするのは、そういう事なんです。日本人は、案外厳しいのです。昔からのなじみじゃないと、心を開きません。なんでうちがお宅のために植木を剪定しなきゃいけないんだよとか、フェンスをつけなきゃいけないんだよとか、そういう些細な心の狭さが明るみに出て、どんどん住みづらくなって、2年くらいで引っ越すのです…。

 

夫の祖父の家が4代前からなのです。今ではその周辺の土地自体が出てこないし、今じゃコストコも近くにできて、便利になりました。定年後はそこへ…?と、考えております。雪もすごいしがっつり田舎だけど、周りの人と仲良くやっていける安心できる土地こそが、終の棲家にふさわしいと思うのです。田舎で平和に、庭いじりしたりというのは、近所との関係性が良好でないと、無理なんですよねぇ。